展望リポート:【参院選 外国人政策の各党公約を分類】
にわかに参院選の大きな争点となってきた感のある「外国人政策」。各党の参院選公約から主な記述を集め、①共生政策(労働政策、移民政策)、②インバウンド政策、③経済政策(投機対応)、④防衛政策(離島防衛など)--に分類してみた。また、参院選後のそれぞれの政策をめぐる見通しについても触れた。(林尚行)
DEEP POLITICS 編集部
2025.07.14
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出典:朝日新聞社
なぜ? 争点化の構図
JX通信社代表取締役の米重克洋氏が「イシューオーナーシップ」という言葉を使って解説しているように、参院選の各社情勢調査における参政党の勢いと響き合う格好で、「外国人政策」が注目される構図になっているのが特徴だ。参政党が先行したマーケットに向かって、各党が賛否両論で参入する状況になっている。政府・自民党も石破首相が参院選公示後の8日、閣僚懇談会で在留外国人問題に対処する司令塔設置を発表するなど、「オーナーシップ」を得た格好の参政党に負けじと政策を競っている。