展望リポート:【参院選 石破首相退陣のシナリオはあるか】
報道各社による参院選序盤の情勢調査が出そろった。永田町・霞が関では「衝撃の数字」と受け止められている。この結果を踏まえつつ、参院選への影響(7月3日公示、同20日投開票)と石破政権の選挙後の展望をリポートしたい。 (今野忍)
DEEP POLITICS 編集部
2025.07.08
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分岐点は「自公で50議席」
カギを握る数字は「50」だ。参院議員の定数は248。任期6年で3年ごとの半数改選のため、半数は124になる。ただ、今回は東京選挙区に欠員がいるため、125議席を巡る攻防になる。ここが参院選の難しいところだ。衆院選と違って与野党の逆転が起こりにくい。半面、「ねじれ」が起こるとなかなか解消できない。
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- 過半数割れなら石破首相に退陣論
- シナリオ①=確率60% 与党49議席以下 多数派工作失敗なら退陣か衆院解散へ
- シナリオ②=確率39% 50~62議席 与党で改選過半数割れ
- シナリオ③=確率1% 63議席以上 改選過半数に達して政権反転
- 新たな要素は参政党、自民票削る公算
- 少数与党のパラドックス
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